芸能事務所・スターダストプロモーションに所属する男性アーティスト集団・ＥＢｉＤＡＮの９組６２人が１８日、東京・国立代々木競技場　第一体育館で「ＥＢｉＤＡＮ　ＴＨＥ　ＬＩＶＥ　ＣＲＵＩＳＥ　２０２４」を開催した。超特急、Ｍ！ＬＫら全グループが集結する恒例イベントで、１７日と合わせ３公演、計４万人を動員。来年に控えるＥＢｉＤＡＮ１５周年の目標としてワールドツアーを掲げ、各グループの魅力を提示した。

　ステージを横幅３２メートル、高さ２０メートルの豪華客船に見立て、２時間半、２８曲の熱演を届けた。９グループが入り乱れての“大航海”。超特急のリーダー、リョウガ（２９）が「この夏、最高の思い出を作りましょう！」と呼びかけ、船出した。

　Ｍ！ＬＫの佐野勇斗（２６）は次期ＮＨＫ連続テレビ小説「おむすび」の役作りで丸刈りにした姿を披露し、ＴＨＥ　ＢＬＵＥ　ＨＥＡＲＴＳの「ＴＲＡＩＮ－ＴＲＡＩＮ」をバンドのボーカルとしてカバー。上裸になる熱演ぶりで、黄色い声援を浴びた。ＩＣＥｘの楽曲をＳＵＰＥＲ★ＤＲＡＧＯＮの田中洸希（２１）らが一夜限りのユニット「Ｎｉｃｅｘ」として披露するなど、恒例のシャッフルユニットも盛り上がりを見せた。

　１月にテレビ東京系で冠番組「ＤＡＮ！　ＤＡＮ！　ＥＢｉＤＡＮ！」がスタートし、現在シーズン２が放送中。グループの垣根を超えた企画が加速したことで結束力はさらに強化された。ＥＢｉＤＡＮは来年が１５周年。「－ＣＲＵＩＳＥ」の団長を務めた超特急のユーキ（２９）は「大事な節目。未体験のハワイに行ってみたい！ワールドツアーをしたい！」とぶち上げた。

　南米ツアーを成功させたＯＮＥ　Ｎ’　ＯＮＬＹ、最新シングルのＭＶをインドで撮影したＬｉｅｎｅｌら、世界を意識したグループが増加。原因は自分にある。の杢代和人（２０）は中国で開催したファンミーティングを振り返り「自分だけでなく、ＥＢｉＤＡＮを好きな方がたくさんいた。（海外に）行った身として、実現できると思う」と国境を越えた人気の広がりを実感している。

　研究生に見せ場を作るなど後進育成も欠かさなかったユーキは「常に進化しているのがＥＢｉＤＡＮ。光っている子がいっぱいいるので、みんなに興味を持ってもらえるようにしていきたい」と、さらなるパワーアップを約束。“ＥＢｉＤＡＮ号”をさらに巨大化させ、アニバーサリーイヤーに海を渡る意気込みだ。