石丸伸二氏 立民の危機意識の低さに苦言 「万年野党のポジションの座り心地がいいのかな」「文句だけ言う、悪口だけ言う」とも指摘 次期総選挙で立民新代表と対決構想も
7月の東京都知事選で次点となった前安芸高田市長の石丸伸二氏が18日、自身の公式YouTubeチャンネルを更新。自民党総裁選に比べ、立憲民主党の代表戦の話題が極めて少ないことに触れて立民の危機意識に苦言を呈し、次期総選挙で「立憲民主党の新代表の選挙区に立候補する」という構想を口にした。
石丸氏は動画で「正直、自民党総裁戦より個人的に興味があるのは立憲民主党の代表戦ですよ。どういう意味かで言うと、悪い方です」とも発言。「完全にスルーされてません?今。大丈夫ですか?立憲民主党。だいじょばないでしょ。全くと言っていうほど話題になってなくないですか」と指摘した。
その上で「この立場で政権交代とか言えないでしょ、立憲。頑張ってくださいよ。頑張りましょうよ」と提言。「立憲に何の恨みもなくて、本当に頑張ってほしいと思ってんですよ。野党第一党としてね」としつつ、「恐ろしいほど無視されてるわけですよ。国民から、メディアから。何か手打とうよ。なんで慌ててないのかな?って、ビックリしますよ」と、同党の危機意識の低さに苦言を呈した。
さらに「うがった見方をすると、今の万年野党のポジションの座り心地がいいのかなって勘ぐってます。つまり文句だけ言う、悪口だけ言う。それに一定程度共感してくれる国民、絶対いるんですよ。で、現職が食うに困らない議席を守るっていう」とも指摘。「でもこれ、最悪の政治屋ですよ。民主主義に寄生してるだけじゃないですか。さすがにそこまで落ちぶれてないでしょって信じたいんですけど、だとしたら手を打たなきゃって思うんですけど。なんか人の悪口とか言うとる場合じゃないでしょ。おのれの立場をちゃんとしなきゃ」とした。
さらに「1個、僕から思いついたのを一応提案しとくと、(立憲民主党の)代表戦が9月の下旬にありますと。で、おそらく自民党総裁選があって、そう遠くないうちに衆院解散するんでしょう。解散総選挙した時に、次の立憲民主党の党首の方の選挙区で、僕が出ます」と驚きの宣言。「その時は自公も協力してください。候補は立てないで、僕と立憲民主の代表が一騎打ち」と呼びかけつつ、「代表戦の直後に実は一番のピンチが来るってなったら、注目集められるんじゃないんですか。少なくとも今のまんまよりかは。自公も協力的、こっちに乗っかってくれたりしたら、いよいよ壊滅するか否か。そこからじゃないですか、立て直すのは。リスクを取らないとリターンってないじゃないですか。それぐらい何か工夫して、自分たちの政治生命をかけて国民に訴えるという姿勢をまず見せなきゃ、自分たちの思いって伝えられなくないですか?」と言葉に力を込めた。
さらに「僕が立憲民主党の代表に勝ったら、僕を立憲民主党の党首にしてください。乗っ取ります」とジョークも。続けて「別に共産党の悪口を言うつもりじゃないんですけど、共産党と一緒に何かをやって政権交代は現実味がなさすぎますよ」とも指摘。「共産党が悪いって言ってんじゃないですよ。何十年もね揺るがないそのスタンスは立派だと思いますし、なかなか普通の政治家が見てないところも見てるので、存在価値は十分に認めてるんです」としつつ、「ただそれを国民の多くが支持するってのはやっぱり難しいと思います現実問題ね。政権を取りに行くぞっていう状態であの組み合わせはないなと思ってますよ」と持論を展開した。