NHKの謝罪の仕方に「ミヤネ屋」識者不満「明らかに尖閣は日本の領土」「無関係な発言、ではなく間違った発言を謝罪しなければ」
NHKは19日、同日放送されたラジオ国際放送などの中国語ニュースの中で、原稿を読んでいた40代の男性スタッフが沖縄県の尖閣諸島について「中国の領土である」などと発言したことを明らかにした。「ニュースとは無関係の発言が放送され、深くおわび申し上げます。再発防止策を徹底します」とコメントを発表した。「ニュースウオッチ9」では、「不適切な発言があった」と伝えた。
男性は関連団体と業務委託契約を結んでいる外部スタッフで、同団体は契約を解除する方針。
20日の読売テレビ・日本テレビ系「情報ライブ ミヤネ屋」では、MCの宮根誠司が「ストレートニュース読んでるスタッフがこういうこと突然言うと、止めようがない」と話すと、山田ルイ53世は「不穏当かもしれないけれど、放送がジャックされたみたいで、すごく嫌で怖い。これは怒っていいんじゃないか」とコメント。
宮根は「こうなってくると、生放送でニュースって、危険だなと我々思う」と懸念。中央大学法科大学院教授で弁護士の野村修也氏は「(NHKの)ラジオ国際放送についてだけ、政府が正しい報道をしてもらうために、補助金を出しているんです。だから受信料だけでやっているんじゃなくて、これは正しい放送をする、っていう約束が存在してますんで。しかも、(NHKの)謝罪の仕方、『無関係な発言だった』と謝罪されてますけど、発言内容がおかしいんですよ」と指摘。「明らかに尖閣諸島は日本の領土ですから、間違ったことを言ってしまった、ということを謝罪しなければいけない」と訴えた。