吉本興業「笑いの力」で社会課題を解決するプロジェクト発足 すでにアシックス、キリンなどが参加
吉本興業は20日、心身に関する社会課題の解決を目指す新たな共創プロジェクト「笑いと健康プロジェクト」を立ち上げたと発表した。
コロナ禍を経て、人との関わりが減少したことによって浮き彫りとなった孤独やメンタルヘルスの不調といった社会課題を「笑いの力」で貢献できないか、という思いからプロジェクトが発足。「笑いの力」で従業員の健康促進や、組織の一体感向上など、持続可能な企業成長を後押しする。
監修は米国スタンフォード大学で医療機器の開発を手がけている、昭和大学医療イノベーション担当教授の大嶽浩司氏が務める本格的なプロジェクト。大嶽氏も「『笑いのチカラ』を科学的に分析すれば、『笑い指標』の計測や『笑いの処方箋』など、社会の健康増進に寄与するイノベーティブなプロダクトを生み出せると確信しています」と自信を見せた。
すでにアシックスやキリン、近畿大学医学部研究グループなどがプロジェクトに取り組んでおり、アシックスでは「笑い」と「サイエンス」の要素を盛り込んだオリジナル体操を開発。現在もプロジェクトに参加するパートナー企業や研究機関、団体を募集している。
また25日からBSよしもとで、同プロジェクトの取り組みを紹介する番組「ワラケンTV」(後1・00、以降月1回放送予定)を放送することも発表した。