「虎に翼」でゲイ役の水越とものり「誇りに思います」 朝ドラで当事者役は「想像もしていなかった」
俳優の水越とものりが21日、Xを更新。この日放送されたNHK連続テレビ小説「虎に翼」で、轟(戸塚純貴)の友人でゲイの秋田役で登場しているが、自身もゲイであることを公表している中での今回の出演に「誇りに思います」とつぶやいた。
この日の「虎に翼」では、轟が友人との集まりに寅子(伊藤沙莉)を誘う。寅子が事務所を訪ねると、そこにいたのは轟と遠藤のカップルと、もう1組のゲイカップル、そして男性から女性へ性転換手術をしたという上野のバーのママ、山田がいた。
このゲイカップルの1人、秋田を演じたのが水越。水越自身も15年にゲイであることを公表している。今回の朝ドラ出演に「本日『虎に翼』でオープンリーゲイ俳優としてゲイ役を演じさせて頂きました 9ボーダーに続き今年2度目」と切り出し「誇りに思います」とつづった。
「長い歴史を持つ朝ドラに当事者役で初出演する事になるとは想像もしていなかったです 小さな役ではありましたが僕の人生にとっては大きな仕事でした」といい「そして劇中語られる物語も心に響くものばかりで『無かったことになる』=存在していないと同じ 僕も最後おじいちゃんになった時『幸せだった』と言いたい」と、ドラマの中での台詞を引用して思いをつづった。
また重要なのは誰もが「選択」できる自由があることだと主張し、「得られる権利がそこにあるかないかでは全然意味が違う だからこそ僕はこれからもオープンに生きていきたいと思う。これから生まれてくるLGBTの子供達の為にも」とつづっていた。