少年忍者、真夏のPASSION届けた!台風中止の振替開催 全34曲熱唱

 STARTO ENTERTAINMENTのジュニア内グループ・少年忍者が22日、TOKYO DOME CITY HALLで「PASSION!!~忍 in the Summer 2024~」を行った。台風7号接近の影響で中止となった16日の初日公演の振替開催で、先輩グループの曲やグループの新曲「Na Na Na」など全34曲を熱唱。21人のメンバーとバックに付くジュニアたちで、猛暑に負けない熱いPASSIONを届けた。

 若さあふれる情熱が、会場を支配した。舞台上に設えられた21枚の扉から、制服モチーフの白を基調とした衣装をまとった21人が一斉に登場。新曲でありながら、会場全員で踊れるダンスナンバー「Na Na Na」で開幕した。

 2つの“リベンジ”に燃えていた。TOKYO DOME CITY HALLでの公演は20年8月以来となるが、当時は無観客での開催。4年ぶりとなった今回は、同会場での初となる有観客単独公演となった。また無念の中止となった初日の振替公演ということもあり、MCパートではリーダーの川﨑皇輝(22)が「台風への恨みを声で返してほしい。振替でいらした皆さん、台風恨んでいるかい?」と呼びかけると、この日一番の歓声が飛んだ。

 初めてバックにジュニアを付けての公演。21人のメンバーに加え「ミライBoys」と呼ばれる24人のジュニアによるフレッシュさと迫力は圧巻で、SMAPの「BANG!BANG!バカンス」は後輩とともに歌唱した。また中島健人の「Mr.Jealousy」では、少年忍者のメンバーが幼い頃に披露していた時と、同じ振付で「ミライBoys」が披露し、会場を沸かせた。

 5月には念願の初単独アリーナ公演を横浜アリーナで達成。川﨑皇が「無くなることのない『PASSION』を感じていただきたく、今回の公演タイトルを決めました」と説明する本公演で成長した姿を披露した。

 また、1月7日に休養を発表し、7月13日に活動再開が発表されていた内村颯太(21)も公演復帰。「ファンの皆さんのおかげでまたステージに立てます。どう感謝を伝えられるかを常に考えながら今回の公演に臨んでいます」という内村は、ファンから拍手で迎えられ「みなさんが温かく見てくれて、帰ってこられました。ありがとうございます」と笑顔を見せた。

 9月1日までの全27公演で、総動員数約6万2000人を見込む今回のステージ。千秋楽まで21人の少年忍者が情熱を注ぎ込む。

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