橋下徹氏、斎藤兵庫県知事の“おねだり疑惑”「面白おかしく報じている」も…「告発を潰しにいった権力行使が最大の問題」と指摘

 元大阪府市長で弁護士の橋下徹氏が25日、フジテレビ系「日曜報道 THE PRIME」に出演。疑惑告発文書問題の渦中にある斎藤元彦兵庫県知事について「告発を潰しにいった権力行使のあり方が最大の問題」と切り捨てた。

 番組では、パワハラ疑惑やおねだり疑惑が指摘されている斎藤知事について、23日に公表された「兵庫県職員アンケート調査」の中間報告について報じた。40万相当の革ジャンやゴルフクラブなどの“おねだり”について、職員の20%が「知っている」や人から聞いたと回答していたことを紹介した。

 橋下氏は「報道でしっかりとこれは伝えないといけないので、おねだりとか、カニを持って帰ったとか皮ジャンをおねだりしたとか、そういうことを面白おかしく報じられていますが。仮に本当に真実であったとしても、特産品を知事・市長がもらっうていうのは、まあ、これはどこの知事・市長もやってるところもあって。これがただちに知事を辞める話になるのかといったら、そうではないかなあと」と大きな問題には発展しないと指摘した。

 続けて「それを踏まえて、斎藤さんや斎藤さんを支えている維新は“百条委員会で事実解明しても、辞めるほどではない”と踏んでいるんでしょう」と推測。職員アンケートの内容にも触れ、「人伝えとか伝聞が多くてですね。僕も、もし全職員アンケートを取られたら、もっと酷い回答が出てきたかも分かりません。冷静に見なければいけません」と、知事が辞める決定打にはなりえないと解説した。

 その上で「一番の問題点はそこじゃないんですよ。まさに最初の初動、職員から告発を受けたときに、しかも告発対象ですよ、知事もそれから問題の副知事も。告発対象となった当事者がそれを調べて、『これは事実無根』だっていうことを評価したら、それはもう調査になってないじゃないですか。しかも、特定職員に対して『事実無根だ。公務員失格だ。うそ八百だ』って言って、告発を潰しにいった。この権力行使のあり方が最大の問題で、政治家失格だと思っています」と厳しき指弾。最後に「百条委員会はそこも調査するって言ってます」と期待を込めて締めくくっていた。

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