自民総裁選ポスター「サンモニ」識者が猛批判「ドン引き 安倍さんがいまだに中心で反省ない」「相当に国民が舐められている」

 TBS放送センター
 自民党広報の公式X@jimin_kohoから
2枚

 元NHKの膳場貴子がキャスターを務めるTBS「サンデーモーニング」が25日、放送され、自民党総裁選(9月12日告示、同27日投開票)のポスターや動画への批判が識者から寄せられた。

 現在、小林鷹之氏、石破茂氏、青山繁晴氏らが出馬を表明。小泉進次郎氏、高市早苗氏、河野太郎氏ら10人以上が立候補を予定していることで、注目を集めている総裁選。特にコメンテーターから不評だったのがポスター。歴代の総裁の写真が散りばめられた中央に「THE MATCH」と赤文字で大書され、「時代は『誰』を求めるか?」と記されている。

 朝日新聞論説兼編集委員の高橋純子氏は「『THE MATCH』ですか。ポスターをつくって、プロレス興行のような煽り方をする。相当に国民が舐められているなという印象を持ちます」とぶった切った。

 フォトジャーナリストの安田菜津紀氏も「ポスターと動画は、ドン引き。あの風景が男性一色であっても何の疑問も持たないし、安倍さんはいまだに中心であって、あの時代に発覚した数々の不祥事は何ら反省しないという、そんな宣言なのだろうかと思ってしまう」と呆れかえった。

 高橋氏は、「マスコミへの露出が増えれば、党勢回復につながるんだと、そしてその看板をかけ替えて、色褪せない内に総選挙をやって、それでみそぎにしちゃおうという意図が見え見えなんですよね」と指摘。

 「まさか石破さんと意見が合う日が来るとは思わなかったんですけど、刷新感という言葉を聞くと、ムカッと来る。私たちが求めているのは、感とかムードではなく、本当に刷新しなければならないというところにいる総裁選でなければならない」と話した。

 その上で「自戒を込めて」と前置き。「メディアがしっかりと候補者1人1人の発言を批判的に見ていく、検証していく必要がある」

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