菅田将暉と宮藤官九郎が初タッグ!宮藤「新鮮だった」宮城・南三陸が舞台の映画「サンセット・サンライズ」
俳優の菅田将暉(31)が、映画「サンセット・サンライズ」(来年1月公開)に主演することが25日、分かった。宮城県・南三陸を舞台に人々の温かさを描く。脚本を宮藤官九郎(54)が手がける。菅田と宮藤は今作で初タッグを組む。
数々の話題作を築き上げてきたヒットメーカー同士の初コンビが実現した。東京から宮城県へお試し移住した晋作(菅田)の姿を通し、住民たちとの温かい交流を宮藤節でユーモアたっぷりに映し出す。菅田は「(宮藤の脚本は)悲しみの先に笑顔を作ろうとする人たちの物語でした」と絶賛した。
監督は、昨年公開の映画「正欲」で「東京国際映画祭」の最優秀監督賞を受賞した岸善幸氏が務めた。菅田は「岸さんの生活力と宮藤さんのセンス、お二人の想いが温かい願いとなってこの作品は生まれたんだと思います」と、主演作に手応え。「たくさんの方に届き、少しでも笑顔になってもらえたら幸いです。ちなみに目標通り撮影現場は笑顔でいっぱいでした。僕自身たくさん笑い、ほんの少し泣きました」と撮影の日々を振り返った。
舞台となる宮城県出身の宮藤は「子供の頃は父親と南三陸で魚釣りをして遊んだりしてて」と回想。「(宮城県の郷土料理である)どんこ汁を美味い美味いと言って晋作が食べるのは、自分で書いていても新鮮だったし、菅田くんが本当に嬉しそうに食べているのが僕の映画じゃないみたいですごく好きです」と目を細めた。
映画の原作は楡周平氏の同名小説で、キャッチコピーは「新しい生き方、釣れちゃった!?」。