元大阪市長で弁護士の橋下徹氏が２６日、フジテレビ系「めざまし８」で、石破茂氏が自民党総裁選に５度目の挑戦を表明したことについて「イチかバチか、国会議員のことは振り切って、国民目線でメッセージを出して欲しい」と呼びかけた。

　番組では先週末に“最後の挑戦”として、５度目の総裁選出馬を表明した石破氏を取り上げた。石破氏は国民人気は高いものの、国会議員票が伸び悩み、過去４度、苦渋を飲んできた。果たして今回はどうなるのか。

　これに橋下氏は「石破さんの強みでもあり弱みは、議員仲間をどれだけ大切にするかということだが、大切にしてこなかったタイプ。ぼくもそう」と自身と重ね合わせ、「国会議員、仲間とのコミュニケーションは日頃の飲み食いなんですよ。ぼくも参加したことあるけど、しょーもない話（をしている）」と振り返った。

　倉田大誠アナは「（飲み食いの場は）コミュニケーション、意思疎通の場でもあるんじゃないですか？」とフォローするも、橋下氏は「あるけど、しょーもない話で何時間もやるから、ぼくは行かなくなった」という。

　石破氏も「同じタイプ」だといい、そうすると「国会議員からあいつは付き合いが悪い、面倒見が悪い、フォローがない、上から目線だってボロカスに言われる」というが「でも、石破さんはそういう時間より、政策の勉強をしたいとやったわけだけど、そこが難しくて」とコメント。総理になるためには「このしょーもない飲み会をやり続けないと支持を得られない」とも指摘した。

　橋下氏は、石破氏が「最後の挑戦」と言っていることから「国会議員のことを考えてやるから国民の支持が離れる。ぼくは国民のことを考えて、イチかバチか議員仲間のことは振り切って、国民目線でメッセージを出してもらいたい」と石破氏に呼びかけていた。