俳優・勝野洋（７５）が２６日、都内で芸能生活５０周年記念公演の勝野劇団ｖｏｌ．０８「ホテル　モントブランク　２０２４」（１０月９～１３日、東京・俳優座劇場）の製作発表会見を行った。

　妻のキャシー中島が原案プロデューサー、次女の勝野雅奈恵が脚本・演出を手がけ、舞台衣装を長男の洋輔が担当。勝野家総動員の公演で、１９年に上演した「ホテル　モンドブランク」の脚本を新たに改編した作品。勝野夫妻は今年２月に結婚４５周年サファイア婚式を行ったが、原案を書いた中島は「勝野さんのラブシーンというか、ちょっとお洒落なシーンもある。そんなことを夫にプレゼントしてもいいんじゃないかなと。劇の中だったら、いくらでも恋をしてもいいわよという形のすごく楽しい舞台になると思います」と笑った。

　それに対し勝野は「５年ぶりに恋ができます。うれしいな。堂々と恋ができます」とニヤリ。会見中に中島から「ちなみに若いころラブシーン苦手だったわよね」と突っ込まれると、勝野は「苦手でした」と告白した。

　今年で俳優５０周年を迎える勝野はこれまでを振り返り「半世紀ですよね。あれから５０年たったのという気持ちです。太陽にほえろでデビューして、（石原）裕次郎さんの前で緊張して、セリフが言えなくて、みんなの前でＮＧを何回も出して…。ああいうことがあったから今がある」当時を懐かしそうに振り返っていた。