NHK 尖閣発言問題の謝罪放送は女性アナが一人で出演にネット疑問視「高位の幹部が行うべき」「アナは責任ある立場?」
NHKのラジオ国際放送などの中国語ニュースで中国籍の外部スタッフが、沖縄県・尖閣諸島を「中国の領土」などと原稿にはない発言をした問題で、NHKは26日、発言を巡ってNHK総合で5分間にわたり経緯などを説明し、「極めて深刻な事態であり、深くおわび申し上げます」と視聴者に謝罪した。
国際放送局の山本美希アナウンサーが一人で登場。黒のインナー、グレーのジャケット姿で、髪を後ろにまとめ、神妙な表情を見せた。5分間、原稿をまったく見ずに、外部スタッフの発言やNHKとしての見解などを一人語りし続けた。
Xには女性アナウンサー一人が出演したことに疑問を呈する声も。「また女性アナウンサーに謝罪させる。どうしようもない」「会長自らが謝罪すべき案件」「高位の幹部が行うべき」「アナウンサーは責任ある立場なのか」などの声が挙がった。
放送では、今回の問題について「国際番組基準に抵触するなど放送法で定められた責務を適切に果たせなかった」とした上で「尖閣諸島が日本固有の領土であることは歴史的にも国際法上も明らか」との日本政府の見解を説明した。
また慰安婦問題を巡る発言についても放送で「性奴隷」という言葉を使ったことを明示。「日本政府は韓国政府との間で『両国間で解決済みである』という見解を公式に示している」などとした。