久下真以子アナ パラ車いすラグビー日本代表の夫との合言葉は「生まれてくる子どもに金メダルを」 21年に結婚

 28日未明(現地時間27日)に開幕するパリパラリンピックに、車いすラグビー日本代表として出場する羽賀理之選手(39)の妻で、フリーアナウンサーの久下真以子(38)がデイリースポーツのインタビューに応じ、21年に結婚後、全面サポートしてきた夫の理之選手への思いを語った。12月には第1子を出産予定。「生まれてくる子どもに金メダルをかける!」を夫婦の合言葉に、現地で声援を送ると明かした。

 前々回のリオ、前回の東京と2大会連続で銅メダルを獲得。3大会連続出場となる羽賀選手は「今度は金メダルを」と意気込む。妻の久下アナは「家では『金しか許さないよ』って冗談で言うんですけど」と笑いつつ、「本人も会見で金メダルと言っていて、そうなったら最高ですけど、終わった時にはいい大会だったと思える大会にしてほしいですね」と夫を気づかいながらエールを送った。

 高速で激しく接触する車いすラグビーは「格闘技」とも呼ばれ、危険と隣り合わせのコンタクトスポーツ。それでも久下アナは「ケガをしないようには祈ってますけど、でも夫はプロなんで、20年もやってるので」と淡々。副キャプテンの大役も託されている夫に「彼は優しくて後輩たちも言いやすいので、クッション役みたいな感じで、やってるみたいです」と、チームの精神的支柱としての期待も口にした。

 夫のためなら、と時には厳しく接してきたことがあった。若手の台頭もある中で代表選出は狭き門だが、昨年12月の合宿以降、スランプに陥ったという夫へ「言ってはいけないと分かっていても、心配のあまり『このままだと、パリへ行けないよ』とハッパをかけてしまった」と振り返る。

 「家庭での接し方はこのままでいいのか?」と悩んだ末に、車いすテニスの世界王者でパラリンピックで4度の金メダルを獲得した国枝慎吾さんの妻・愛さんに相談。「慎吾もそうだし、羽賀さんも外では強くいなきゃいけないはずだから、弱音を吐きたくても頑張りますと言わなきゃいけないんじゃないかな」と言われ、心に響いたという。「家では弱音を吐ける、くつろげる状況を作れていたかと思ったんです。もし(パリに)行けなくても死ぬわけじゃないしいいじゃんと言うようになりました」。家の中ではポジティブな言葉をかけるよう心がけた。

 一つの吉報が、家族の絆を強固にした。今年、新しい命を授かったことが判明。12月には第1子を出産予定で「夫も責任感というか、子どものために頑張ろうと、お互いが同じ方向に行くような感じになりました。『子どもに金メダルをかけてあげたい』が、合言葉になっています」。3度目のパラ挑戦で悲願の金を見据える夫を、現地・パリで全力応援する。

 ◇久下真以子(くげ・まいこ)1985年8月31日生まれ。大阪府出身。同志社大学文学部卒。セント・フォース所属。08年に四国放送アナウンサー、10年からはNHK高知、13年からNHK札幌キャスターとして活躍し、北海道日本ハムの栗山英樹監督や、大谷翔平選手を取材。北京と東京パラリンピックでは「日本一パラリンピックを語れるアナウンサー」をキャッチコピーに取材活動を行った。特技はバレーボール、暗記、水泳。

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