２８日に放送されたＮＨＫ連続テレビ小説「虎に翼」では、「女は働かなくていい」と考えている生徒に対し、小橋（名村辰）が「わかる！」と言った後の内容が明らかに。ネットでは「小橋ー！」「的確すぎる」など、小橋絶賛の声が殺到した。

　この日の「虎に翼」では、裁判官の仕事を聞きたいという直明（三山凌輝）の生徒たちが寅子（伊藤沙莉）のもとにやってくる。後輩の女性判事の秋山、同僚だった稲垣、そして小橋も参加。その中で１人の男子生徒が「なぜ女性は働きたいの？」「女は働かなくていいんだから、そっちの方が得だろ」と言い出し、寅子らは驚くも、小橋だけは「わかる～！」と同意し、寅子らはギョッとする。

　小橋は「別に勉強しなくていいなら、働かなくていいならそっちを選びたいよな」「先生や周りが構ったり優しくするのは優等生か不良で中途半端な俺達はいないも同然」と生徒の心情をズバリ。更に、男性だけではなく、できる女性とも比べられ「無性に腹が立つ」と言い、生徒も激しく同意だ。

　ただ小橋は今後の人生も比べられてばかりだと言った後、「でも、そのいら立ちを向ける時、お前、弱そうな相手を選んでないか？」と図星を突く。そして「どんな人生を送ろうと、弱そうな相手に怒りを向けるのは、なんの得もない。お前が平等な社会を阻む邪魔者になるのは嫌だろ？」といい、生徒はコクリと頷く。最後に「１番になれなくてもさ、お前のことを見てくれる人は絶対いるからさ」と励まし、寅子でさえも「とっっっってもいいお話だった！」と感激する。

　ネットもあの小橋が言った言葉に「小橋の言うことが的確すぎて言葉がでない」「やっぱり小橋は覚醒してた！嬉しいなあ」「見直した発芽玄米。素晴らしい発芽をしていた」「お前、弱そうな相手を選んでないか？一番になれなくても、お前を認めてくれる人はきっといる…ああ、小橋、お前もそうだったか！」「小橋でしか救えない人がいるんだろうな」など絶賛の声が相次いでいた。

　ちなみに「発芽玄米」とは、小橋のピョンと跳ねた髪形を見た伊藤沙莉が名付けたもの。