女優の長澤まさみ（３７）が２９日、都内で行われた主演映画「スオミの話をしよう」（９月１３日公開）の完成報告会＆完成披露舞台あいさつに西島秀俊（５３）、松坂桃李（３５）らと出席した。

　「記憶にございません！」以来となる脚本家・三谷幸喜氏（６３）の映画監督作。長澤演じる大富豪の妻で失踪したスオミを巡るミステリー・コメディー。長澤の主演について三谷監督は、自らが脚本を手がけたＮＨＫ大河ドラマ「鎌倉殿の１３人」のナレーションを長澤が務めた際の対面がきっかけといい「本当に力のある女優さんだなと思って。この人のために、一番輝いている映画が作れないかと思ったのが出発点」と述懐。長澤は「恐れ多いです」と恐縮し「本当に難しくて、一人の女性が違う顔を持ち合わせて多面的な部分があるので、毎日いろんなヒントを監督にもらいながら演じてきました」と難しさを口にした。

　作中にはミュージカルシーンも急きょ盛り込まれた。三谷監督は「やるつもりはなかったんですけど、集まって顔を見た時、この人たちと一緒に踊ってみたいと。そんな感じがあって、作らせていただきました」と笑顔で明かしていた。