演歌歌手の辰巳ゆうと（２６）が３０日、東京・ＬＩＮＥ　ＣＵＢＥ　ＳＨＩＢＵＹＡで、東名阪福を巡る初のコンサートツアーを開幕させた。初日を迎え、「台風で来られない方もいるけど、無事に開催できてうれしい。たくさんの勇気と感動を届けられるように歌いたい」と気合十分。王子様ルックで「迷宮のマリア」「星くずセレナーデ」など全２１曲を熱唱した。

　初ツアーの最終地は、９月１４、１５日に開催される大阪・藤井寺市立市民総合会館（パープルホール）となる。大阪出身の辰巳は「自分自身は成人式をやった場所でもあるので、成人式の６年後に自分がツアーファイナルで帰れるとは思ってもみなかった」と地元がい旋に歓喜。「照れくささもあるけど、せっかくのチャンスなので、地元の皆さんに成長した姿をみせたい」と意気込んだ。

　幼少期からよく歌っていたという氷川きよしの「番場の忠太郎」をカバーする場面も。今月中旬にステージ復帰した氷川については「氷川先輩はＬＩＮＥでいつも前向きなメッセージを送っていただいて、自分自身も頑張ろうという気持ちになる。氷川先輩が復帰された事によって、僕が目指すべき背中が明確になった気がするので、先輩の背中を追って、自分ももっと成長できるように頑張りたい。いつか『成長したね』と思ってもらえるように一生懸命頑張って行きたい」と息巻いた。