東方神起 5万人の前で“王者”が降らせた愛の雨 4年ぶり帰ってきたa-nationで大トリ

 エイベックス主催の大型音楽イベント「a-nation 2024」が1日、東京・味の素スタジアムで開催され、浜崎あゆみ、倖田來未、NiziUら総勢19組のアーティストが出演した。2002年のスタート以来、来場者数が累計600万人を超える大型フェス。20年のオンライン公演以来、4年ぶりの開催となった。NCT WISHがトップバッターを飾り、大トリは東方神起が務めた。7時間超にわたって熱のこもったステージが繰り広げられ、夏の風物詩が復活した。

 04年の韓国デビューから20周年を迎えた東方神起が“王者”たる風格でフィナーレを彩った。

 a-nation出演12回目で常連の2人は、この日限りの特別なセットリストを準備。大勢のダンサーを背負って登場し、1曲目の「Rising Sun」から激しいダンスを披露。マイクから吐息が漏れ、5万人の黄色い悲鳴が飛んだ。

 台風接近による悪天候が懸念されたが、チャンミン(36)は「ようやく雨がやんで、ステージができて楽しいですね」とノリノリ。ユンホ(38)は「もっともっと楽しんでもらいたいので、最後までこのテンションでガンガンいってもいいですか!」と会場をあおった。

 同フェスへ6年ぶりに出演し、チャンミンが「東方神起は夏をa-nationと過ごした思い出がたくさんあるので、皆さんの元に戻って来られてうれしい」と笑顔。ファンの期待に応えるように「どうして君を好きになってしまったんだろう?」などを含む全9曲のステージを届けた。

 来年は日本デビュー20周年が待機。ユンホは「皆さんのおかげで(日本デビュー)19周年を迎えました」と感謝し、20周年記念アルバムを用意していることを報告。「レコーディングも終わりました。楽しみにしていて下さい」と呼びかけた。

 デビュー10周年の関西出身7人組アイドル・WEST.は、同フェス初出演。7人は意気揚々とステージへ乗り込み、神山智洋(31)が「熱血アイドルWEST.参上!」と雄々しく名乗りを上げた。重岡大毅(32)が「メンバー1人も欠けずに10年、7人でやってきた」と時をかみしめた。

 同グループのステージには、お笑いコンビ・ナインティナインがゲストで登場。デビュー曲「ええじゃないか」をコラボし、曲間で岡村隆史(54)がブレイキンを披露。思わぬコラボで会場はさらに燃え上がり、矢部浩之(52)は「50歳を過ぎて、一番楽しかったです」と無邪気に笑った。

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