「阪神ファンのヤジが好き」矢島弘一氏が描く大阪の街 舞台「スープラに乗って」が絶賛上演中

 上演中の舞台「スープラに乗って」への思いを明かした矢島弘一氏
 上演中の舞台「スープラに乗って」への思いを明かした矢島弘一氏
 上演中の舞台「スープラに乗って」への思いを明かした矢島弘一氏
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 脚本家・矢島弘一氏がこのほど、都内でデイリースポーツの取材に応じ、脚本、演出を務める上演中の舞台「東京マハロ 第28回公演『スープラに乗って』」(9月8日まで。東京芸術劇場シアターウエスト)にかけた思いを明かした。

 福田ユミ主演で、大阪の街を舞台にたくましく生きていくシングルマザーの姿を描く。矢島氏は構想の段階で大阪を強く意識していたと明かす。

 「僕は子供の時からずっと野球が好きで。野球の話をストーリーに入れたいって思ったとき、やっぱり大阪だったんですね。朝起きたら、まずは前日の阪神の試合の愚痴から始まるみたいな日常を描きたかった」

 野球、阪神タイガースの話題が当たり前のように生活の一部になっている環境に惹かれていたと話す。自身は有名な野球ファンであると同時に熱狂的な燕党としても知られている。

 「僕はもう本当に純粋に野球が大好きで。どのチームにもいっぱい思い出があって。その中でヤクルトが一番好きっていうのはありますけど。大阪を描くとなったら、阪神タイガースはどうしても文化や生活の重要な一部で。そういう憧れはずっと、ありました」

 球場で幼少の頃から何度も対峙(たいじ)してきた阪神ファンの熱気や一体感を振り返る。

 「子どもの頃に聞いていたヤジが大好きだったんですよ。阪神ファンのヤジって相手チームにってよりは自チームの選手に対してなんですよね。『もうアカン…』みたいな。ユーモアと愛がつまっていた。それが面白くて」

 劇中には元阪神タイガースの選手というキャラクターが登場し、主人公の娘がアルバイトするペットショップでも現役選手の名が付いた犬猫たちが度々登場する。

 「『近本は、すばしっこいから気を付けなきゃダメだよ!』とかね。野球ファンの私が描いた大阪の街なので、大阪が好きな方にも、阪神ファンの方にもぜひともご覧いただきたいです」

 劇団員とともに阪神戦の観戦に赴くなど大阪と阪神タイガースの背景を意識しながら作り込んだ舞台。胸を張って自信たっぷりにPRしていた。

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