「水ってこんなに自由に使っていいんだ」やす子、児童養護施設での驚きを吐露
お笑い芸人のやす子が2日、「完全密着!やす子の24時間マラソン 児童養護施設の子どもたちのために」で、高校生になって入った児童養護施設で驚いたことを振り返った。
番組では「24時間テレビ」でチャリティランナーを務め挙げたやす子の舞台裏を放送。その中で、今回のチャリティマラソンに挑戦するきっかけとなった児童養護施設での生活を振り返った。
中学時代は母親が働きづめだったものの家計は厳しく、「学校の水道水をペットボトルで汲んで、それで食器や物を洗ったり、洗濯したりしていたのをバレたくないなと思っていた」と言う。夏休みはクーラーがない家で過ごせず「図書館に行って本を読んでいた。暑くてお腹減って苦しいなって」とも振り返った。
その後も家計が厳しくなり、やす子は高校になって児童養護施設に入ることになるが、その施設で「クーラーってこんな涼しいんだ」「水ってこんなに自由に使っていいんだ」「洗濯って毎日できるんだ」と感激したという。
毎日安定した生活が送れることになったが、ただ当時は「養護施設にいると100%進学できません」と言われ、夢だった獣医師への道は閉ざされてしまう。この頃から口癖が「すいません」になっていたといい、自衛隊入隊後に「『すいません』を『ありがとう』に変えなさい」と助言され、「気持ちも前向きになって人との会話も増えた」と振り返っていた。