宝塚 宙組トップ芹香斗亜 退団会見「非常にエキサイティングな宝塚人生だった」

 来春の退団を発表する宙組トップの芹香斗亜
 来春の退団を発表する宙組トップの芹香斗亜(左)と宝塚歌劇団の村上浩爾理事長
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 宝塚歌劇団宙組トップスター・芹香斗亜が3日、大阪市内のホテルで退団会見を行った。パールがかった白のスーツで登場した芹香は、終始穏やかな笑みを浮かべ「非常にエキサイティングな宝塚人生だった」と語った。

 退団公演は本拠地・宝塚大劇場で来年1月1日開幕の「宝塚110年の恋のうた/Razzle Dazzle」。東京宝塚劇場の千秋楽4月27日付で退団する。

 芹香は「ある学年になったときから、退団は考え、トップスターに就任したときに3作と決めていた」と退団時期について語った。昨年9月に宙組劇団員が急死したことは「直接関係あることではない」とした。

 18年の宝塚人生を振り返り、学んだこととして「自分自身と誠実に向き合うこと」を挙げた。「人生の半分以上を宝塚で過ごしているので、私という人間を作った」と振り返った。

 退団については、相手役の春乃さくらには「Le Grand Escalier -ル・グラン・エスカリエ-」東京公演中に伝え、他の宙組劇団員にはLINE(ライン)で報告したという。

 芹香は真風涼帆の後任として、23年6月にトップスター就任。宙組では同9月29日に、兵庫・宝塚大劇場で、本拠地お披露目公演「PAGAD」の初日を迎えたが、翌30日に25歳の劇団員が急死し、上演2日のみで、残り全日程が中止になっていた。

 今年6月にショーのみの特別公演「Le Grand Escalier -ル・グラン・エスカリエ-」約9カ月ぶりに公演を再開。「最も幸せで最も暖かい空気を感じたときでした」と振り返った。また今後の宙組についても「みんな健康で、心から幸せになってほしいと思っています」と言葉を贈っていた。

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