のん「私は怖い物知らず」 「能年玲奈」呼びには笑顔見せ当時を回想
女優でアーティスト・のんが「第16回伊丹十三賞」を受賞し、6日、都内で行われた贈呈式に出席した。
同賞は映画監督やデザイナー、俳優など多分野で活躍した伊丹十三氏の偉業を記念し「伊丹十三氏が才能を発揮した分野」で実績をあげた人物に贈られる。のんは「心からうれしい気持ちでいっぱい」と受賞を喜んだ。
女優業のみならず、歌手や映画監督などとして「困難を乗り越え自由な表現に挑み続ける創作活動」が受賞理由。のんは「無我夢中で自分の思いを貫き通すぞって気持ちで活動してきた」と説明した。その上で「すごく私は自信があるほうだと自負しているし、怖い物知らずだと思う」とした一方「自分も悩んじゃうことがある」と告白。「そんな時に背中を押してもらえる特別な賞をいただけた」と熱く語った。
また、選考委員の平松洋子氏から「能年玲奈さん」と旧芸名で語りかけられ、「伊丹十三さんと重なるところがある」と褒められると「うれしすぎて、大興奮」と笑顔。のん自身は2016年に所属していた事務所から独立し、芸名を「能年玲奈」から改名しており、「『のん』になる時に大事にしていたことは自分の持ってるものが死なないようにしたいっていう気持ちがすごく強かった」と回想した。
そしてそこから8年が経過。「いろんなことがあったけど、それでも面白がってくださったり、応援してくれる方がいた。迷ったり悩んだりする時もあるけど『こんな自分だからこれがやれた』と思える表現を作ったり、そういう積み重ねを信じてやってきました」と胸を張った。