「失言誘えず株上げただけ」進次郎氏に「知的レベル低い」質問の記者を元毎日新聞記者が酷評「厳しいようで厳しくない」

 元宮崎県知事の東国原英夫が7日、カンテレ「ドっとコネクト」に出演。6日に自民党総裁選への出馬会見を開いた際に、「知的レベルの低さ」を問われた小泉進次郎氏の返答を「パーフェクトですね。こんな知恵があると思いませんでした。素晴らしい」と称賛した。

 質疑応答の中で、フリーランスの記者から「G7に出席されたら、知的レベルの低さで恥をかくのでは?」と質問された。しかし小泉氏は冷静に対応。「私に足らないところが多くあるのは事実だと思います。完璧でないのも事実。ただ足りないのを補ってくれる最高のチームを作ります」とコメントした。

 さらに、質問者の名前を確認。「このようなご指摘を受けたことを肝に銘じて、あいつ、マシになったなと思っていただけるようにしたい」と切り返した。質問への答えのみならず、記者の名前も世間に流布させる作戦。東国原は「錬磨されてますね。質疑応答の準備もされたんでしょうけど」とうなった。

 元毎日新聞記者のノンフィクションライター、石戸諭氏は「質問としてはイマイチだなと思った。厳しいようであまり厳しくない。あのくらい返されちゃうような質問じゃないですか」とブッタ切った。

 「失言を誘ったわけでもなければ、単に株を上げただけ。小泉さんに対して、批判的なトーンでツッコんでいった割りには、うまく切り返したことで、小泉さんの株は爆上がり。ナイスアシスト!という感じですよね」と質問者の狙いが大きく外れたことを指摘した。

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