北野武監督 スタンディングオベーションを約6分で制止「もうちょっと真剣にやるべきだった」新作映画が世界初公開
北野武監督(77)の新作映画「Broken Rage(ブロークンレイジ)」が6日(日本時間7日)、イタリアで開催中の第81回ベネチア国際映画祭の特別招待作品として世界初公開された。同作で北野氏が監督、脚本、主演の3役を務め、米・大手映画製作会社「Amazon MGM スタジオ」が製作。来年にPrime Videoで配信される。同映画祭で日本の配信動画が正式出品されるのは初。
物語の前半は、殺し屋(北野氏)が刑事とヤクザの間で板ばさみになりながら、生き残りをかけて奮闘する骨太のクライムアクション。後半は同じ物語をコメディタッチでなぞるセルフパロディーを展開する。上映は満員の会場でスタートし、客席は瞬く間に歓声と爆笑に包まれた。北野氏は、上映後に巻き起こったスタンディングオベーションを約6分が過ぎたところで、照れくさそうに制止した。
北野氏は、100人以上の報道関係者が詰めかけた公式記者会見で「やりたいことをテストケースでやろうと思っただけで、こういうところに来るとは夢にも思ってなかった。もうちょっと真剣にやるべきだったと思います」と笑顔。「暴力もお笑いも感情を揺さぶるもの。人に対する衝撃という意味では、お笑いも暴力」と解説し「暴力的なものなのか、愛なのか、日常的なものなのか、観る人によって違うのは映画や絵画などのアート。人が気付いていないことを、これが暴力だ、これが愛だ、とピックアップするのが大事なんだと思う」と話した。
会見には共演の浅野忠信(50)、大森南朋(52)も出席した。
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