新将棋会館のお披露目式 羽生会長「この場所を将棋界の総本山に」 藤井聡太七冠も出席
日本将棋連盟は8日、東京・千駄ケ谷に新将棋会館が完成したことを記念し、羽生善治会長(53)、藤井聡太七冠(22)らが出席し、新会館お披露目式を行った。
新将棋会館は「将棋を次の100年へ」というテーマの下、東京の地から次の時代へ将棋文化をつなげる「粋いき・新将棋会館」として建設を計画。10月1日からは、将棋道場とショップに加えカフェを併設した店舗「棋の音(きのね)」もグランドオープンする。
テープカットを行った羽生善治会長は「たくさんの将棋ファンの皆様のご支援をいただいており、この場所を将棋界の総本山として、多くの将棋ファンの皆様に楽しんでいただけるような、多くの方達が訪れて楽しんでいただける場所にしたい」と挨拶した。
各部屋については対局室9、椅子対局室2、防音対局室1、中継室、配信室、記者室、事務局などを備える。対局室だけではなく、新将棋会館全体で、将棋文化を発展させる空間を表現し、東京千駄ケ谷の地において、将棋の本拠地として長く愛される空間を目指す。
場所は千駄ケ谷駅、東京体育館、国立能楽堂などが近隣にあり羽生会長は「地域の活性化というところにも少しでもお役に立てれば嬉しいと思っております」と思いを明かした。