初日公演中止のリベンジ唱 ポルノグラフィティ故郷・因島に届け「アポロ」 25周年記念ライブに3万3000人熱狂

 ライブを開催したポルノグラフィティの(左から)岡野昭仁、新藤晴一
 ポルノグラフィティのライブの様子
 ライブを開催したポルノグラフィティの(左から)岡野昭仁、新藤晴一
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 ロックユニット・ポルノグラフィティが8日、神奈川・横浜スタジアムで、デビュー25周年を記念した野外ライブ「因島・横浜ロマンスポルノ’24~解放区~」最終公演を開催した。

 25年前の9月8日にメジャーデビュー曲「アポロ」をリリースして大ヒット。ボーカルの岡野昭仁(49)は「1999年にメジャーデビューして25年。記念日にこんなに素晴らしい横浜スタジアムでライブができて、ポルノグラフィティは本当に幸せ者です!」と会場を埋め尽くしたファンに向かって感謝。ともに25年の歳月と道のりをかみしめた。

 8月31日にバンドの原点にして故郷・因島の広島公演で華々しくライブ初日を飾る予定だったが台風10号の影響を受けて中止。ギターの新藤晴一(49)が「『音楽で飯を食う』って因島を出てきて25年」と故郷に思いをはせると、岡野は「因島で悔しい1日(初日中止)があったんでね。つらいものもあるけれども」と初日の公演を待ちわびていたファンに歌声を届けられなかった悔しさを吐露。「どんどん気持ちを盛り上げていけば、最後はその気持ちが一つになると思う」と因島のファンにも届けるほどの全力ステージを宣言。約3万3000人のファンが拍手と歓声で応え、歓喜のジャンプで4階席まで揺れた。

 ライブでは宣言通りの熱唱で大ヒット曲「愛が呼ぶほうへ」「アゲハ蝶」、新曲「解放区」など全24曲を披露。バンドの出発点でもある代表曲「アポロ」を全力で歌い上げ、約600キロ離れた故郷へ思いを届けるようにスタジアムの浜風に乗せた。

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