俳優の石原良純が９日、テレビ朝日系「羽鳥慎一モーニングショー」で、小泉進次郎議員も立候補を表明した自民党総裁選について「面白い総裁選だと思うけど、まだそこまでのめり込めない」との思いを吐露した。

　この日は、進次郎議員が立候補を表明し、銀座などで街頭演説を行った様子などを伝えた。総裁選については今後、高市早苗氏、加藤勝信氏らが立候補を表明する見込み。

　多数の立候補者が乱立する混沌とした異例の総裁選と紹介されたが、これに良純は「出馬される方の数だけでも異例だけど、その割りに僕らの関心がそんなにいかない。変わんないんじゃないの、何も…って」と率直な気持ちを吐露。進次郎議員ら、若い人が出馬することは「いいことだけど」としつつ「実際に総裁選がどうなるか。結果があって誰がなったときに、何が行われるか。結局、次の総選挙の顔を選んで、どうしたら生き残れるかというためにやってるんじゃないか、という思いがまだ強い」と選挙ありきと思ってしまうと語った。

　総裁選の結果を受け「その人（次の総裁）が何をやって、実際に何が行われるのか。選挙に向かって、公認の問題、政治資金の問題、どれだけつまびらかにされていくかというとこまでいかないと、本当だったらものすごい面白い総裁選だと思うけど、そこまでのめり込めないのが…。本当にやってくれるのか？と思っている」と懐疑的な思いを語っていた。