元外相の田中真紀子さん（８０）が９日に日本テレビ系「情報ライブ　ミヤネ屋」に生出演し、自民党総裁選を「勘違いしてるというかヘナチョコばっかり」「この際、出とかなきゃと売名」などと毒舌論評し、久々の砲撃が話題となっている。

　遺恨ある小泉純一郎元首相の息子進次郎氏についても「お調子者の息子が、また似たようなの出てきた」と斬り、政策面でも「現実が分かってない」と断じた。

　乱立する候補が並ぶパネルをさして「うちの父の姿を見てても、一国の総理大臣は非常に孤独で、物凄く厳しい仕事ですよ。この中に明日から日本の顔として世界のひのき舞台に出て行って通じる人いますか？」と指摘した。

　一方で「私は１名いるんですけどね、私個人的には。あえて申しませんけど」と評価している人物がいることを明かし、「あとの方たちは、ちょっと使い物にならない！内閣総理大臣が何かってことを何にも分かってない」と断じた。

　その後、出演の終盤に宮根誠司が、真紀子氏が挙げた「１人」を聞くと、「１人います。エレベーターに閉じ込められちゃった人」と笑い、林芳正官房長官であることを明かした。

　「あの方は賢いし経験がありますし、個人的によく存じ上げてますけど、ご家庭も安定してる。育ちも良いし賢い。ここまで自民党の中でいじめ抜かれて参議院で、グーグーグーグーと、河村建夫さんだか、安倍さんだかに押されて、耐えてきてるんですから」と語った。

　宮根が「もう言うてますやん、誰やって」と突っ込むと「えっ、何？大阪弁はよう分かりまへん」ととぼけて笑わせていた。