今田美桜“韋駄天おのぶ”体現 25年前期朝ドラ「あんぱん」クランクイン 北村匠海は高知に魅了

 朝田のぶを演じる今田美桜(左)と柳井嵩を演じる北村匠海
 朝田のぶを演じる今田美桜
 朝田のぶを演じる今田美桜(左)と柳井嵩を演じる北村匠海
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 女優の今田美桜(27)がヒロインを務める2025年前期のNHK連続テレビ小説「あんぱん」がこのほど、高知県内でクランクインした。人気漫画「それいけ!アンパンマン」を描いた漫画家のやなせたかし氏と、夫人の夫婦二人三脚を描く作品で、あらゆる荒波を乗り越えて「アンパンマン」にたどり着くまでの愛と勇気の物語。応募総数3365人の中からオーディションで大役をつかんだ今田は大自然に囲まれながら第一歩を踏み出し、激動の時代を生き抜いた夫婦に思いをはせた。

 土佐の猛烈な日差しが今田を迎えた。「高知県は今の時期はとても暑いと聞いていましたが、『こんなにも暑いのか』とびっくりしました(笑)」と驚きながらも「川沿いや海でも撮影を行いましたが、このような大自然のもとできっと暢さんとたかしさんは過ごしてきたんだと思いをはせました」と感慨に浸った。

 今田が演じる主人公・朝田のぶは三姉妹の長女で、行動力とスピード感にあふれ、人生の荒波をパワフルに乗り越えていくヒロイン。「クランクイン初日はいつも少しソワソワして緊張するんですが、今回は不思議とあまり緊張せずリラックスして撮影に入ることができました」と、役柄そのままの強心臓ぶりを発揮。撮影は「走るシーン」から始まったといい「『韋駄天(いだてん)おのぶ』のまま撮影に臨むことができました」と、男勝りで勝ち気な性格からつけられたのぶのあだ名を引用し、手応えを明かした。

 一方、のぶの夫・柳井嵩を演じる北村匠海(26)も同日にクランクイン。劇中では妻に励まされ、けん引され続ける気弱な男性だが、「今回、高知で撮影を行ったことが、ものすごくいい経験でした」と役者人生の糧となったという。

 高知という場所もすっかりお気に入りで「本当にご飯がおいしくて、この大自然の中で住んでいる人や動物、植物などすべてがのびのびとしている、とてもいい空気の土地だと感じました。現地の方の『あんぱん』への応援も肌で感じました」と感謝の思いも口にした。

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