１２日に放送されたＮＨＫ連続テレビ小説「虎に翼」では、のどか（尾碕真花）が恋人の誠也（松澤匠）を連れてくる。その強烈なインパクトに、ネットは１８年放送の朝ドラ「まんぷく」を思い出す声も上がった。

　この日の「虎に翼」では、のどかが恋人の誠也を自宅に連れてくるも、家の中に入らず、玄関からこっそり部屋の中をのぞいていた。帰宅した寅子（伊藤沙莉）は、玄関前にいる２人にびっくり。そして一緒に部屋の中をのぞくと、大学院を辞めたいという優未とそれに反対する航一（岡田将生）が話し合っていた。

　結果、やはり途中から寅子、のどかが飛び出し、優未の人生は優未が選択すべきと後押し。そのドタバタから、のどかは結婚も子どももいらない、自分の人生は自分のために使いたいと主張し、恋人の誠也も、自分のために芸術の道を諦めて欲しくないと訴える。

　これに驚いたのが誠也。「俺が普通にならなくても、のどかはずっと一緒にいてくれるってこと？」と聞き「お父さん、お母さん。のどかさんはきっと苦労するし、自分の幸せは自分で見つけてもらうことになるし、人が当たり前に持っているものはほぼ持っていない人生になると思いますが、ぼくたちは結婚します」と宣言。

　驚くのどかだったが、誠也は「大人のボクらが親の承諾を得るものじゃないかなって」というと、のどかも笑顔を見せ「それもそうね」と手を取り合う。

　この誠也は画家を目指しており、長髪にメガネ姿。航一がその姿を見て固まったほどで、航一の周囲にはなかなかいない風貌だった。ネットでは、こののどかの彼氏を見て、１８年の朝ドラ「まんぷく」に出てきた名木を思い出す人が多数。

　名木は、ヒロイン・福子の義兄である画家の忠彦の弟子。誠也のような長髪で当時流行したヒッピー風の格好が特徴で、すぐに泣くキャラ。この名木を演じたのは、「虎に翼」で花江の夫・直道を演じた上川周作だった。

　ネットは「のどかの彼氏が名木くんとダブるのは芸術家だからか」「のどかちゃんの彼氏がなかなかに直道さんに寄せてきていた」「のどかの彼氏　まんぷくの名木くんかと思った」「直道ニーニーが二役で出るのかと密かに思ってたｗｗｗ」「のどかの彼氏見て、まんぷくの時に『俺にはわかる！』の直道さんがやってた画家のたまごみたいだな…と思っていたら、みんな同じこと考えてた」などの声が上がっていた。