大竹しのぶ 来年40歳独身の長男・二千翔さんに「いつまで私が洗濯すればいいの?笑」同居中
女優の大竹しのぶが12日、主演する舞台「太鼓たたいて笛ふいて」(11月1~30日・紀伊国屋サザンシアターTAKASHIMAYA、12月4~8日、大阪・新歌舞伎座など)の取材会に出席した。
劇作家の井上ひさしさんが手がけ、「放浪記」や「浮雲」で知られる作家・林芙美子さんの戦中と戦後を描いた音楽評伝劇。2002年の初演から芙美子役を演じる大竹は「この数年、世界情勢から心を痛めることがあって。こういうときだからこそ、この芝居ができるのはうれしい。井上さんが命を削って作りだした作品の一つだと思うので、心を込めてやりたい」と、現在でも戦争の絶えない世界情勢を踏まえつつ語った。
2014年以来の再演を前に「特に若い人たちにも見てもらいたい、と切に願っています」と、真剣な表情で語った大竹。「日本がどういう歴史をたどってきたのか、大人でも子どもでも知っておかないといけないことを、『知ろうぜ、みんな』って気持ちはありますね」と、呼びかけた。
現在、フジテレビ系ドラマ「海のはじまり」ででSnow Manの目黒蓮と共演中。若者への影響力もある目黒に観劇に来てもらいたいか、と、問われると「そうですね。見に来させます」と、強権発動を予告。「『来て』って言いますね。強引にでも広めていきたいなと思いはある」と、笑いながらも熱い思いを語っていた。
取材会に終盤には「息子が私の作品の中で一番好きな作品、と言ってて」と、嬉しそうに明かした。一方で来年40歳となり、現在も独身で大竹と同居する長男の二千翔さんに対し、「結婚することがすべてではないけど」と前置きしつつ、「守るものを持っていることって、すごく大きな力になると思うので、そういう人を早く持って欲しい」と、母親としての思いを口に。「ていうか、いつまで私が洗濯すればいいの?ふざけるな、っていうのはありますね(笑)。『ご飯食べたの?』ってずっと聞いている人生だなって思います」と、頬を膨らませ、笑いを誘った。