ゆりやん ダンプ松本ばり大暴れ 体重40キロ増量!竹刀振りかざし悪役全開 世界独占配信『極悪女王』完成報告会

 お笑い芸人のゆりやんレトリィバァ(33)が12日、女優の唐田えりか(26)、剛力彩芽(32)とともに東京・後楽園飯店で、19日に世界独占配信されるNetflixシリーズ「極悪女王」の緊急完成報告会に登壇した。80年代の女子プロレスブームを描いた作品で、主人公の悪役レスラー・ダンプ松本を演じたゆりやんは竹刀を振りかざし大暴れしたのち、感極まって涙した。聖地・後楽園ホールでの「ネトフリ極悪プロレス スペシャルマッチ」も開催された。

 会見場がいきなり格闘場と化した。ゆりやんは「極悪同盟」を結成しヒールレスラーとして時代を席巻したダンプ松本になりきって登場。フォトセッションでは「カメラ?見るわけねえだろ!。この野郎、この作品を見ないやつは息の根を止めてやる!」と眼光鋭く報道陣に毒づいた。

 今作は元放送作家の鈴木おさむ氏が企画・プロデュース。開催されたオーディションに応募して役を勝ち取ったゆりやんは「アメリカで売れたい、自分が売れたいという思いで受けた。私利私欲だけで参加しました」と悪役に対する決意をにじませた。

 数年前に110キロから45キロ減のダイエットに成功して話題を呼んだが、プロレスラー役を演じるにあたり「体を大きくするために、40キロ増量しました」と涙ぐましい増量作戦を敢行。フォーク攻撃を繰り出していたダンプ松本を意識して「スパゲティを食べに行ったら、店員さんを血だらけにしました」とブラックジョークをかます場面もあった。

 作品の飛躍を祈願して行われた「極悪験担ぎ」でも、現役時代のダンプ松本ばりに大暴れ。「誰か出てこい!」と絶叫し、名乗りを上げた記者2人を竹刀でぶったたいた。さらに“竹刀打たれ”を志願した白石和彌総監督(49)には背中めがけて竹刀を振り抜き、首締め、足で踏みつけるストンピングの反則攻撃を展開。ほぼ代役なしで悪役レスラーを演じたゆりやんの実力を体感した白石総監督は「痛かったが、いろんな思いや気合が伝わってきました」とギブアップして賛辞を贈った。

 ゆりやんは悪役に徹しきれず、感極まって落涙。「この場をお借りして言います。白石監督がいなかったら、私たちはどうなっていたでしょうか。『極悪女王』という作品がなかったら、どんな人生を送っていたんだろうと思うくらい大きな作品です」と感激の表情で手応えを明かし、「9月19日に世界は変わります」と配信開始日をPRした。

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