泉房穂氏 兵庫・斎藤知事は「とにかく知事になりたい」人だった 「着信拒否」も明かす
前明石市長の泉房穂氏(61)が13日、MBS「よんチャンTV」にVTRで出演。兵庫県議会の全議員から辞職を求められている同県の斎藤元彦知事について、コメントした。
泉氏は弁護士や衆院議員を経て2011年、47歳で明石市長に初当選。子育て支援など思い切った施策は全国から注目を集めたが、暴言がたびたび問題になり、攻撃的ともとられる言動が市議会や近隣自治体との対立の火種になり、22年秋、市議に暴言を浴びせた責任を取る形で政治家引退を表明。23年4月いっぱいで退任した。
21年8月に就任した斎藤知事とは、知事選への立候補直前に意見交換し、初対面。第一印象は「好印象」だったという。一方で、「なぜ知事になりたいのか?」という問いには「とにかく『知事になりたい』ということを繰り返されてて。知事になってしたいことは、ほとんど答えがなかったことに驚いた」と振り返った。
また、斎藤知事は、兵庫県知事だった金井元彦氏(1962年~70年)から祖父が「元彦」という名前を命名したと泉氏は説明。「(だから)知事というポストに強い思いは感じた」という。
知事と市長という立場で2年近くを過ごしたが、「私に限らず(県内の)どの市長や町長とも連絡をとろうとなさらなかった」と指摘。「『知事である以上、市長や町長との連携は大事だと思うんだけど』と苦言というか、電話をさせていただいたんです。その後、着信拒否されてしまった」とした。