YouTube登録50万人超の芸人コンビが初共著 動画配信が主戦の理由は「争い事が好きじゃない」
お笑いコンビ「エレガント人生」が15日、都内で、コンビ初の共著「酔い醒めのころに」(玄光社)の発売記念トークイベントを開催した。
物語はパパ活や、ブラック企業などをテーマにZ世代の男女6人の苦悩を描く。普段から男女の恋愛などをコントで表現する2人らしい短編集形式の合作で、男性パートを中込悠が、女性パートを山井祥子が描いた。
元々文章を書くのが好きだったという中込は「同世代の方が読んだ時にギャップを感じないように書いた」とアピール。同じく「芸人になるか小説家になるか迷っていた」ほどだったという山井も「全人類に読んでほしい」と期待を込めた。
2人はおもに動画配信を主戦場としており、YouTubeの登録者数は50万人を超えている。元々は賞レースなどを目指していたとしつつ、現在の活動基盤に至った経緯を「やはり争い事が好きじゃない。普段ももぐらみたいな生活をしてるので、老夫婦みたいって同期の芸人に言われます」と苦笑。自身の「面白さ」を表現できる場として、動画が最適だったと説明した。
養成所であるNSCで知り合い、互いに違うコンビで活動していた中、中込からの猛アプローチでコンビを結成。中込は「一目見たときから(山井)が面白いと思った」と語り、交際しているのか?という問いには「それはないです、期待に応えられずすみません」と否定していた。