ミヤネ屋専門家 斎藤兵庫県知事は今後「一番お金のかかるやり方」選ぶ 可能性4つも「議会が間違っていると打ち出すために」
斎藤元彦兵庫県知事がパワハラなどの疑惑を問われている問題で、16日放送の日本テレビ系「情報ライブ ミヤネ屋」では、斎藤知事が選択する4つの可能性を解説した。
19日にも可決されるといわれる県議会の不信任決議。可決されるのは必至で、焦点はその後に向けられている。
現代政治分析を専門とする法政大大学院の白鳥浩教授は、①知事が辞職、②議会の解散、③辞職も解散もせずに失職、④議会を解散した上で自分も辞職するという、4つの可能性を指摘した。
白鳥教授は、知事選挙には18億円、県議会選挙には16億円かかると推定。可能性が一番高いのは②とした上で「議会が間違っているんだというのを出したい。まずは議会を解散すれば、その間、自分は辞めなくていいので、新しい議会に備える。ひょっとしたら知事を支持する人が出てくる可能性が…ないですが」と話した。さらに審議会が確実に知事への不信任を出すので、結局は失職→知事選となるため「一番お金のかかるやり方」と説明した。
宮根誠司は、元県民局長が作成した告発文が報道機関に送付した時点での初動を誤った理由を白鳥氏に質問。「公益通報者保護制度への理解が少なかったこと。そして、権力を持っているので、自分が圧力をかければ、うやむやにできるだろうという思いがあったのでは」と推測した。