小泉進次郎氏の43歳発言に田崎史郎氏らひるおび識者失笑「高校生みたい」「そういう問題じゃない」「もう少し答えようが」

 TBS「ひるおび」が16日、放送され、自民党の総裁選について特集。世論調査で人気を集める小泉進次郎元環境大臣について、さまざまな意見が飛び出した。

 14日に行われた日本記者クラブでの公開討論では、各候補が1人に質問するコーナーがあり、小泉氏は上川陽子外務大臣から、来年カナダで開催されるG7で何を発信するのかと問われ、「(カナダの)トルドー首相は、就任した年は、43歳です。私は、今、43歳です。43歳、総理就任というトップ同士が胸襟を開き、新たな未来志向の外交を切り開いていく」と答えた。

 番組でこのやりとりを取り上げると、若者世代に特化したマーケティング機関「SHIBUYA109 lab.」所長の長田麻衣氏は「43歳だから同い年だし、は高校生みたいなこと言ってるなと思って。同い年だからどうにかなることじゃないよな、と」と苦笑いしながら指摘し、スタジオには笑いが。

 政治ジャーナリストの田崎史郎氏も「カナダの首相と同じ年だから、っていうのはちょっとね。もう少し答えようがあったんじゃないかな、って思ってました。こういうことを話し合いたいとか(という)話をしないで、年が同じだからってね」と苦笑。毎日新聞論説委員の佐藤千矢子氏も「金正恩さんとも同世代だから…という話してましたけど、同世代トークがお好きなんでしょうね。そういう問題じゃないでしょう、G7にしても日朝関係にしても、ね」と指摘した。

 小泉氏は13日の共同会見で金正恩朝鮮労働党総書記と「同世代」だとして「今までのアプローチにとらわれず、前提条件なく向き合う、新たな機会を模索したい」などと話していた。

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