菅田将暉 自身最大規模アリーナツアー完走 東阪で3万5000人動員 これからも二刀流で!

 自身最大規模となる東阪アリーナツアーを完走した菅田将暉 ©上飯坂一
 ゲストとして登場したgo!go!vanillasの牧達弥(左)と熱唱する菅田将暉 ©上飯坂一
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 俳優で歌手の菅田将暉(31)が16日、東京・国立代々木競技場第一体育館で公演を行い、自身最大規模で3万5000人を動員する東阪アリーナツアー「SPIN」を完走した。俳優業と並行して17年に歌手デビューし、19年にNHK紅白歌合戦初出場、23年2月に日本武道館公演を達成。着実にステップアップし、歌手としての実力をアリーナで証明した。

 暗がりの中で1曲目を歌唱し終え、ステージが明るくなると、短髪&ヒゲを蓄えた“ワイルド菅田”が「東~京~!!」と絶叫で開幕を告げた。3曲目「化かし愛」のサビで「駄目かな?」という歌詞をささやきボイスで放つと、観客9000人の悲鳴。4曲目の代表曲「さよならエレジー」でアコースティックギターをかき鳴らしながら歌唱すると、ボルテージが上昇した。

 前回の22年ツアー冒頭はコロナ禍で歓声に制限があっただけに、「こうやってお客さんが叫んでいるのが聞こえてすごいうれしいです」と感激した。積極的にプロデュースに参加した最新アルバム「SPIN」を中心に構成し、新曲「くじら」から人気曲「まちがいさがし」など全20曲をほぼノンストップで披露して「めちゃくちゃ楽しいです」と笑顔を咲かせた。

 俳優業は09年のデビューから15周年の節目。「16年目に入り、代々木体育館でライブしている現状がいまいち分からないけど、おかげさまですてきな景色を見させてもらっています」と感謝を口にし、歌手業については「次いつライブをやれるかは決まってないけど、こうやってライブしたいなと思っています」と意欲。今ツアーで見た景色を焼き付け、これからも二刀流で進んでいく。

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