藤井聡太王座 初防衛に王手 ハイペースな一戦でも冷静「結果は意識せずに第3局にも臨めたら」

 王座戦初防衛に王手を掛けた藤井聡太王座(提供・日本将棋連盟)
 永瀬拓矢九段(左)を破り、王座戦初防衛に王手を掛けた藤井聡太王座(提供・日本将棋連盟)
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 将棋の第72期王座戦五番勝負第2局が18日、愛知県名古屋市の名古屋マリオットアソシアホテルで行われ、藤井聡太王座(22=竜王・名人・王位・棋王・王将・棋聖との七冠)が123手で挑戦者の永瀬拓矢九段(31)を破って2連勝。初防衛に王手を掛けた。

 藤井王座が後手番の第1局を制し、先手番で迎えた今局。戦型は両者が得意とする角換わりとなり、昼食休憩前に81手まで進むハイペースの一戦となった。その中でも藤井王座は冷静な指し回しで徐々に優位を拡大。最後は大差で押し切って連勝を飾った。

 終盤、飛車取りを手抜いて攻めに出た局面で勝勢を意識したという藤井王座。快勝で防衛に王手を掛けたが、「あまり結果は意識せずに、次の第3局にも臨めたらと思っています」と淡々と話すのみだった。第3局は30日に京都市のウェスティン都ホテル京都で指される。

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