虚偽放送番組 2カ月ぶり放送で冒頭謝罪 女子アナが「これまで以上に楽しんでいただけるよう」金庫から仕込み延べ板

 MBSのバラエティー番組「ゼニガメ」が18日、2カ月ぶりに放送された。7月の放送で、家の清掃や遺品整理を行う買い取り業者に密着したした中で、金庫から金の延べ板が見つかったと放送したが、業者が事前に用意したものだったことが発覚。BPOが審議ししていた。

 この日の番組では、冒頭にアシスタントを務めるMBS山崎香佳アナウンサーが一人で登場。「きょうはおよそ2カ月ぶりの『ゼニガメ』放送になりますが、まず毎日放送からみなさまにお伝えしたいことがあります」とアナウンスした。

 続いて、男性アナの声で「『ゼニガメ』過去3回の放送(去年11/29、今年5/8、7/17)に『事実と異なる内容』がありました 事実確認が不十分でした。番組を応援していただいた方々におわびします。BPO・放送倫理検証委員会のヒアリングにも真摯にこたえてまいります」と伝えた。

 その後、ふたたび、山崎アナが登場し「視聴者のみなさまに『ゼニガメ』を信頼していただき、そして、これまで以上に楽しんでいただけるように、頑張ってまいります」と画面に向かって理解を求めた。

 その後は、MCのナインティナイン矢部浩之やメッセンジャー黒田有が登場し、激安スーパー「ラ・ムー」の儲けの秘密などについて放送した。

 7月の放送では、奈良県内の住宅で金庫から約1キロの金の延べ板が見つかり、業者が買い取る様子が放送された。毎日放送の内部調査によれば、「業者が番組収録前に用意したもの」「制作スタッフが買取業者による事前関与、認識していたことを示すものはない」と結論づけている。

 2023年11月、2024年5月の放送回では土地建物を現金で買い取る様子を放送したが、いずれも業者がロケ以前に購入していたもので、ロケ当日には売買が行われていなかったという。こちらも「制作スタッフによる関与、認識を示すものはなかった」としている。

関連ニュース

編集者のオススメ記事

芸能最新ニュース

もっとみる

    主要ニュース

    ランキング(芸能)

    話題の写真ランキング

    デイリーおすすめアイテム

    写真

    リアルタイムランキング

    注目トピックス