俳優・神尾楓珠（２５）が２２日、都内で行われた主演のフジテレビ系スペシャルドラマ「最寄りのユートピア」（２５日、後１０・００）制作発表に女優・北香那、ロックバンド・ｆｌｕｍｐｏｏｌの山村隆太と出席した。

　今作は夢と現実のはざまで葛藤する男女が、お酒と音楽をきっかけに人生に再び希望を見いだす姿を描く。神尾はｆｌｕｍｐｏｏｌに憧れを持つシンガー・ソングライター役で、ドラマでは弾き語りを初披露した。

　この日は自身初のレコーディングに挑んだドラマオリジナル楽曲「背中合わせ」を山村の演奏に合わせて熱唱。歌唱前に見せたと緊張の面持ちとは裏腹な美声を響かせ、北は涙をポロリ。「感動しました！」と感極まっていた。

　元々、シンガー・ソングライターに憧れがあったという神尾は「自分にはできないって認識だったけど、今回経験できたのは特別な時間だった」と“歌手デビュー”にしみじみ。ギターは移動中の車内でも練習していたという。

　また今作で本人役として７年半ぶりのドラマ出演を果たした山村は、撮影中、神尾の歌声で涙したと明かし、「感情をわしづかみにされた」と絶賛。神尾は「何言えば良いんですか、すごい逃げたいです」と照れていた。