伊藤沙莉「寅子でいられて本当に幸せでした」11カ月間の撮影振り返り万感 朝ドラ「虎に翼」23日から最終週
女優の伊藤沙莉(30)がこのほど、ヒロインを務めるNHK連続テレビ小説「虎に翼」(総合、月~土曜、前8・00)が、23日放送から最終週を迎えるのを前に、主人公・佐田寅子への思いを語った。
日本初の女性弁護士の一人で後に裁判官となる三淵嘉子さんをモデルとした物語で、寅子を半年間演じ続けてきた伊藤。「セリフに書かれている以外の部分で『この人、本心ではどう思っていたんだろう?』と考える時間がとても多かった。そうしてぐるぐると考えを巡らせるところは、私自身と似ているところでもありました」と自身を重ね合わせつつ、「寅子でいられて、本当に幸せでしたね」と万感の思いを込めた。
昨年9月から約11カ月に及ぶ撮影も充実していたようで、「とっても濃い時間でした。このチームで作品を作ることができてよかったと改めて思いますし、撮影していたころに戻りたいです」と笑う。
物語の完結へ向けて「私自身もそうですが、登場人物を通していろんな考えを見聞きしながら『この考え方もおもしろい』、『これは初めての感覚だな』なんて思いながら、見ていただけていたのではないでしょうか。この作品がみなさんにとって、何かを考えるきっかけになっていたらうれしいです」と、視聴者へ呼びかけていた。