寺田心16歳「毎朝4時か5時起き」保護犬含む5匹飼育で散歩は「一日3時間」将来の目標は獣医師 

 俳優の寺田心(16)が23日、都内で行われた、第8回「川島なお美動物愛護賞」の授与式にパティシエの鎧塚俊彦氏らと出席した。

 同賞は長年にわたって動物愛護で顕著な活動をし、2015年9月24日に胆管がんのため亡くなった鎧塚氏の妻で女優・川島なお美さんの遺言に基づいて設立された。寺田はこの日、「エンジン01動物愛護・ワンダフル・パートニャーズ賞」を受賞した。

 寺田は保護犬3匹を含め計5匹の犬の飼い主で、老犬介護の活動にも精力的に取り組んでいる。日頃の散歩について、朝は「4時か5時に起きている」といい「1匹は祖母の家にいるので、一日3時間、2匹ずつ散歩に行く」と明かした。

 将来の夢は「獣医師」として、俳優業と動物に関わる仕事の両立を目指す寺田は「川島なお美さんが動物に対して持っていた思いや愛を、僕たち若い世代がどんどん継いでいくべきではないかと思っています。なのでまずは第一人者として僕から自分の力で同世代の方々に広めて行けたらと思う」と真剣なまなざしで動物の保護活動についての思いを語った。

 鎧塚氏は寺田のスピーチを聞き「心君なんかは息子のようだなと思って。ちょっと生年月日を見たらもう孫ですね」と苦笑。「孫と言ってもいい年の方がこうやって女房の志を引き継ぐなんて言っていただくと、これほどうれしいことはございません。(川島も)喜んでるんじゃないかなと思う」と感慨深げだった。

 この日の司会はコラムニストの山田美保子氏が務めた。

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