宝塚 星組トップ礼真琴退団 トップ4人輩出の95期首席の超実力派 24日会見
宝塚歌劇団は23日、星組トップスターの礼真琴(れい・まこと)が、来年8月10日付けで退団すると発表した。退団公演は宝塚大劇場同4月19日開幕の「阿修羅城の瞳/エスペラント!」。24日に記者会見を行う。
礼は2009年初舞台の95期の首席。三拍子揃った実力派として知られ、早くから頭角を現した。19年10月に舞空瞳と星組トップコンビに就任。前日の22日に宝塚大劇場で舞空の本拠地サヨナラを迎え、礼の退団公演は決まったトップ娘役はいないままとなる。
95期は前花組トップ・柚香光、前月組トップ・月城かなと、次期雪組トップ・朝美絢と4人のトップを輩出。これは過去50年でも3期のみ。そのなかでも首席の礼は、最初にトップに就任。現在5組のなかでも最長就任となる。
実力派だけに、海外ミュージカルや大作の主演も多い。昨年は「1789-バスティーユの恋人たち-」公演後に、約2カ月休養。その後今年1月に開幕したインド映画を元にした「RRR×TAKA“R”AZUKA~√Bheem~」では、最も近いところで支える暁千星と2人で、キレッキレの超高速“ナートゥダンス”を披露し、話題となった。
今後は舞空サヨナラ公演「記憶にございません!/Tiara Azul -Destino-」(10月19日~12月1日)、現役では3人目となる日本武道館公演「ANTHEM-アンセム-」(2025年1月18日~1月21日)を開催。退団公演「阿修羅城の瞳」は劇団☆新感線との初コラボで、兵庫・宝塚大劇場2025年4月19日~6月1日、東京宝塚劇場6月28日~8月10日。