石破茂元幹事長 愛妻&娘とともに大海を突き進む 政治家人生の集大成となる5度目の総裁選

 自民党総裁選(27日投開票)に立候補した石破茂元幹事長(67)がこのほど、都内で、デイリースポーツなどのインタビューに応じ、5度目となる総裁選への決意を明かした。

 「こわもて」の印象があるが、特撮作品や漫画、アイドルを中心に日本のサブカルを大事にする政治家としても名高い。常に政界や日本の未来に考えを巡らせている自身の日常を「殺伐としている」と分析した。

 「そんな日々の中でホッとするのは学生の頃に接した文化。音楽や漫画なんです」。88年から8年間にわたって連載された名作漫画「沈黙の艦隊」が昨年に大沢たかお主演で実写映画化されたことにも感銘を受けた。「深いテーマ。国家とは、独立国とは、核抑止力とは、日米同盟とは。考えさせられましたね。大沢さんの演技も素晴らしかった。非常に良い作品でした」と感服した。

 大沢は同作でプロデューサーを兼任したが、石破氏のプロデュースは愛妻が担う。娘とともにネクタイのチョイスや眉メークを手がけていると報道されたことに「政治家の妻は大変なんですが、自分があれをやりたい、これをやりたいとは言わずに支えてくれています。感謝しても、し尽くせないです」。政治家人生の集大成として挑む5度目の総裁選。家族という“沈まぬ艦隊”とともに大海を突き進んでいく。

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