35歳元アイドル うつ病時代を振り返る メンタル不調は相談しづらい「ちょっと異常な人扱い」
アイドルグループ・でんぱ組.incの元メンバーでタレントの最上もがが24日、日本テレビ系「上田と女がDEEPに吠える夜」で、うつ病だったときのことを振り返った。
この日は「心の健康について語る夜」と題し、出演者がメンタルの不調の過去などを振り返った。
最上は「アイドル時代にうつ病になってたのがあって」と切り出し「当たり前にできてたことができなくなったときがあった。写真撮影がたくさんあるのに笑えなくなって、『今日は笑えません』といって逃げちゃったり」したこともあったという。
アイドル時代はドラマの台詞覚えや、歌詞やダンスを覚えなければならず「パニックになってそれが限界にきて、グループを脱退して病院に行ったらうつ病ですと診断された」と説明。だが「うつ病」と診断されたことで「自分が気が弱いからできなかったと責めていたが、脳の病気と言われたら、正常な自分がいて、今は病気になってアプローチの仕方があるから、それをすれば良くなると思えたのは大きかった」とも振り返っていた。
日本ではメンタルの不調は「ちょっと異常な人という扱いがちょっとある」とも指摘。そのため、人には相談しづらい雰囲気があるとした。最上自身がSNSでネガティブなことをつぶやいていた時期があり、そのときは「メンヘラって言われてた。異常な女みたいな感じ」という扱いをされ「ちょっと不調が出ると『お前はメンヘラだ』って言われるから言いづらいし、心療内科に通ってますというと、普通の人とは違うんだっていうレッテルを貼られる傾向が強いのかな」とも語った。