フリーキャスターの伊藤聡子が２５日、ＴＢＳ系「ひるおび！」で、国会議員票で苦戦を強いられ続けた自民党・石破茂氏について、国民人気はあることから「選挙で戦っていくことを考えたとき、今回は石破さんに、とはならないのか」と政治評論家の田崎史郎氏に質問した。

　この日は２日後に迫った自民党総裁選を特集。三つ巴とも言われる戦況の中、伊藤は、高市早苗氏については裏金問題があった安倍派の議員が多く支持している一方で、石破氏には「安倍派の色がない」と指摘。

　そのため「選挙を考えたとき、誰なら勝てるかって考えたとき、好き嫌いハッキリしているし、石破さんは必ず決戦で負ける。国会議員と一般の方、どうしてこんなに感覚が違うんだろうと見てきた思いもある」と、国民には人気がある石破氏が議員票が伸びずに負け続けていることを指摘。

　総裁戦後は選挙もあると見られていることから「選挙で戦っていくと考えた時、今回は思うところあるけど石破さんに…とならないのかどうかを聞きたい」と国民人気のある石破氏を推すことにはならないのか、田崎氏に問うた。

　これに田崎氏は「安倍派と言っても統率している人はいない。皆バラバラに行動している。でも反・石破感情は強い」とし「石破さんを直に知らない人はそういう意見になるが、国会議員は間近で見ている。テレビ画面、新聞報道で見えないところを見ている。それはそれで無視はできない」とコメント。

　それでも伊藤は「今回も選挙で勝とうとしたときに、恩讐を超えて…となることはないのか？」と食い下がったが、田崎氏は「それならば小泉さん、１回目から小泉さんに入れるっていうこともできる」と話していた。