【The LDH Times】f5ve・RUI 舞台は世界 SNSで大流行「Underground」

 LDH発の女性5人組グループ・f5ve(ファイビー)が世界に照準を定めている。同グループのプロデューサーは、ジャスティン・ビーバーやレディー・ガガ、テイラー・スウィフトらの楽曲に携わってきたグラミー賞プロデューサー・BloodPop(R)だ。7月配信の楽曲「Underground」が中毒的な歌詞やメロディーに加え、パラパラダンスがTikTokで流行。チームの末っ子・RUI(20)は、一大ムーブメントを起こすことを誓う。

  ◇  ◇

 -最新曲「Underground」が流行中。制作経緯は。

 「BloodPop(R)が日本のカルチャーに興味を持ってくれて、面白いと言ってくれている。私たちに落とし込んで、新たな日本のサブカルチャーを生み出したいということから制作が始まった楽曲。普段は『頑張ってきれいにうまく歌わなきゃ!』と思うけど、今回は耳に残るサウンドなので、感情をなくして機械的な感覚で歌った。パラパラで皆さんにも懐かしいと思って頂けると思う。曲を作っている時は海外の人にウケるだろうなと思っていたけど、数々の有名人の方にも踊って頂いた。想像以上に日本の皆さんに響いた。パラパラは日本の文化でもあるので、私たちがそれをリバイバルできたのもうれしかったです」

 -グラミー賞プロデューサーが担当しているグループ。どんな感覚か。

 「BloodPop(R)のことはずっと前から存じていましたし、彼が作る音楽も普通に聞いていたので、信じられない気持ちです。レコーディングブースに一日中一緒にこもって楽曲制作して、実感が湧かない部分があるけど、想像以上にすごくフランクに接してくださる。BloodPop(R)が作ってくれたというのもあって、私たちでは手の届かない所に私たちの音楽が届いている部分がある。全曲英語でトライしたいとも考えていたけど、彼は日本人だからこその表現がある。擬音とかキャッチーで面白いと言って、私たちの良い所を伸ばしてくださった。f5veとBloodPop(R)だからこそ、できた楽曲なのかなと思います」

 -女性3人組・iScreamも兼任。f5veは、元E-girlsの4人と結成されたグループだが、どんな雰囲気。

 「素直に先輩たちと一緒に音楽で作っていけることがうれしい。最初は実感が湧かなかった部分があるけど、憧れの先輩となら、普通ならかなえられないような夢が描いていけるんじゃないかなと思えた。皆さんが温かく守ってくれる。頼りになるお姉さん4人です。ただ、自分が少しでも先陣を切れる所は、変に遠慮せずに頑張っていきたい。プライベートも仲が良くて、皆でよくご飯に行きます。KAEDEさんは、取りまとめてくれる皆のビタミン。RURIさんは、ザ・お姉ちゃんです。前のグループで末っ子で活躍されていたので、気持ちを分かってくれる。MIYUUさんは、優しいオーラをまとう安心させてくれる人。SAYAKAさんには、よく服を相談します」

 -f5veの夢は。

 「日本の音楽を世界に届けることが最終目標で、f5veにしかできない化学反応を見せたい。『Underground』をはじめ、皆さんに支持して頂いているのを良い意味で自信やエナジーに変えて、本当にその夢をかなえられるように突き進んでいきたいです」

 -活動の息抜きは。

 「YouTubeで『ハヤトの野望』チャンネルを見まくっています。ゲーム実況のYouTubeを見る事が大好きでいつかやりたいと思うけど、まずゲーミングパソコンを持っていなくて。うまい人がやるのを見るのが良いんですよね。KAEDEさんもゲームが好きで、いろいろゲーム情報を聞いている。弟子になれるように、まずはパソコンを手に入れることからですね(笑)」

 ◇RUI(るい)2003年11月4日生まれ。愛知県出身。18年にLDH主催の「THE GIRLS AUDITION」でグランプリを獲得し、21年6月に「iScream」のメンバーとしてデビューした。元E-GirlsのKAEDE、SAYAKA、RURI、MIYUUとともに「SG5」名義で活動をしていたが、今年5月から「f5ve」として再始動した。デビューシングルは「Lettuce」。「Underground」がTikTokでバズった。

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