石破茂氏の地元・鳥取県八頭町の観光大使務める落語家「私も天下をとる」 W襲名披露で決意

 W襲名披露を行い、笑顔を見せる桂慶枝(左)と桂梅枝(撮影・高部洋祐)
 襲名披露公演後、質問に答える桂慶枝(撮影・高部洋祐)
 襲名披露公演後、質問に答える桂梅枝(撮影・高部洋祐)
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 落語家の桂枝光改め四代目桂梅枝(65)と桂三風改め五代目桂慶枝(63)が27日、大阪市中央区のなんばグランド花月でW襲名披露を行い、公演後の取材会に出席した。

 梅枝は「私の場合は2回目の襲名(96年に桂小つぶ改め桂枝光)でしたが、出たときは緊張しておりまして。そのプレッシャーと仲良くしながら、楽しい舞台を過ごすことができました。たくさん笑っていただいたことが一番の幸せだと思っております」と、満員の客の前で襲名した喜びを語り、続けて「今日初めて私の落語を見るというお客さんも多かったと思います。その中で、こいつ、こんな面白い落語をやるんや、というところを見ていただいて、今日から『梅枝伝説』を作るつもりで、一席一席頑張りたいと思っています」と、力を込めた。

 慶枝は「ここでガラっと自分を変えていきたい」と新たなスタートを誓い、「励ましの言葉もいただきましたし、お客さんにもこれだけ来ていただいた。これを景気に、吉本で活躍できる噺家になってやろうと思いました」と、意気込みを語った。

 この日を皮切りに、半年間に渡って全国15カ所でW襲名披露公演を開催する2人。梅枝は「(慶枝とは)ある意味ライバルですけど、いい化学反応を起こして、お互い成長できればと思っています」と胸躍らせた。

 また慶枝は、この日自民党新総裁に選出された石破茂氏が少年時代を過ごした、鳥取県八頭町の観光大使を務める。滋賀県出身だが、過去に桂あやめらと町のペンションで合宿を行った縁で、8年間に渡って八頭の魅力を発信し続けている。石破氏とも「関西八頭会」の会合で交流しているといい、「今日、石破さんが新総裁になったということで、力をもらいました。だから、私も天下をとるくらいの気持ちで頑張りたいと思っています」と、力強く宣言していた。

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