小林幸子 地元・新潟で恒例稲刈り 子どもたちの歌声に「すごく元気をもらっています」
新潟出身の歌手・小林幸子(70)が27日、同県長岡市・山古志地区の「小林幸子田」で、毎年恒例の稲刈りを行った。
小林は長靴で田んぼに入り笑顔。例年通り、山古志小学校の生徒らから「天神囃子(祝いの歌)」の大合唱で迎えられた。子どもたちの歌声に「歌も上手になっていて。会う度にあれ!?ってぐらいに大きくなっていて。子どもの成長って本当に早いですね」と目を細めた。「すごく元気をもらっています」と話しながら、子どもたちとともに稲刈りに没頭した。
田植えは、2004年に発生した中越地震復興支援を目的にスタート。06年から地元住民と一緒に米作りを開始した。「中越地震から20年もたつんですね。山古志は一番被害が大きかった所ですよ。(当時は)元に戻るんだろうかって。でも、みんなの思いがぶれなかったから復興ができたんだと思っています」と目を潤ませた。
現在は、山古志からエネルギーをもらっていると話し「きれいな空気を吸って、チャージしています。私もパワーが落ちているときがあるのかもしれない。でも、山古志の皆さんとお会いすることで、すごく元気になれるんです」と笑みを浮かべた。
71歳の誕生日を迎える12月5日に新潟県民会館で歌手生活60周年を記念した「ふるさと凱旋公演~ラスボスの奇跡~」を開催する。