田崎史郎氏 小泉進次郎氏の2つの敗因指摘「発言が軽はずみな場面が多く不評買った」 本命視→失速で決選投票へ進めず
政治ジャーナリストの田崎史郎氏が28日、日本テレビ系「ウェークアップ」に出演。自民党総裁選序盤では優勢と見られていた小泉進次郎氏がまさかの失速で決選投票に残れなかった敗因について言及した。
番組では、27日に投開票が行われた自民党総裁選について特集。1回目の投票で高市早苗氏が181票を獲得して1位となったものの、154票で2位だった石破茂氏が決選投票では大逆転して新総裁となった。一方で当初、本命と目された小泉氏は、1回目の投票で、国会議員票ではトップとなる75票を得たものの、党員・党友票で高市、石破両氏に大きく遅れを取り、決選投票に進めなかった。
田崎氏は「小泉さん、議員票で巻き返そうとされて、実際、議員票は陣営の話だと82票までは積み上げていたって言うんですね。それでも結果的には足りなかったんですが…」と小泉陣営の戦略について解説。上位2人に及ばなかったことについて、「党員投票で伸びなかった、これが敗因だと思います。その原因は、やっぱり選択的夫婦別姓を1年以内に実現するというふうに言われたことで保守票が離れたこと。もう一つは、やっぱり発言が軽はずみな場面が多かったんで、それが不評を買ったんじゃないかと思います」と分析した。