宝塚 専科スター凪七瑠海 ラスト公演で大きな羽根背負う 綺城ひか理らも活躍
来年1月19日付で退団する宝塚歌劇団専科スター凪七瑠海(なぎな・るうみ)のラストとなる花組公演「エンジェリックライ/Jubilee(ジュビリー)」が28日、本拠地の兵庫・宝塚大劇場での初日を迎えた。
本公演は花組新トップスター永久輝せあの本拠地お披露目公演でもあり、「エンジェリックライ」で凪七は物語のソロモンの指輪を所持し、物語のカギとなる宝石商・フェデリコ役。ヒゲ姿もダンディなイケオジを熱演した。またショーでも大活躍し、大階段は永久輝、新トップ娘役・星空美咲の手前で階段降り。大きな白い羽根を背負い、ラストを飾った。
凪七は2003年、宝塚歌劇団に首席入団。その後、宙組に配属。09年の月組公演「エリザベート」にはタイトルロールのエリザベート役で特別出演するなど男役だけでなく、女役としての魅力も発揮した。専科に異動後も、各組に主要役で出演。23年には異例の全国ツアー公演主演もつとめた。
また本公演で人気スターの綺城ひか理、泉まいらも退団。綺城は永久輝の友人役として、共に行動する目立つ役どころ。人柄を感じさせる、あたたかな演技を披露した。またショーでも得意の歌で、新トップコンビを盛り上げていた。
同公演は宝塚大劇場本拠地・宝塚大劇場千秋楽の11月10日、東京宝塚劇場の25年1月19日の千秋楽本公演後に凪七のサヨナラショーも開催される。